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QF 13ポンド 20cwt高射砲とは、第一次世界大戦期のイギリスで主力となった移動式高射砲であり、主に海外の戦場で使用された。名称の「13ポンド」は砲弾の重さに由来し、「13cwt」は砲身と砲尾の合計重量(1cwt = 1ハンドレッドウェイト = 112ポンド、9cwt = 1,008ポンド)を示す。後者は他の「13ポンド」と呼称される砲と区別するために用いられた。 ==歴史== 第一次世界大戦初期に登場したQF 13ポンド砲やQF 18ポンド砲を原型とする高射砲はいずれも性能が不十分であった。本砲は18ポンド砲の砲身及び砲尾とライナーを組み合わせることで口径を3.3インチ(84mm)から3インチ(76mm)に減少している。これにより砲弾は18ポンド砲のものよりやや小さいものを用いるが、薬莢と装薬は18ポンド砲のものをそのまま用いるために結果として初速が向上している。薬莢のネック部はやや細くすることで18ポンド砲弾よりもやや小さい13ポンド砲弾を保持することができる。 初期のMk.III砲架は13ポンド Mk.II高射砲架を原型としている。しかしながらこの砲架はより強力な18ポンド弾の薬莢による反動に対しては強度不足であることが判明した。Mk.IV砲架では砲架の高さを9インチ(230mm)高くし、後座長を24インチ(610mm)から35インチ(890mm)に増すことで砲架にかかる力を減少させている〔Hogg & Thurston 1972, P.64〕。 一部の砲は2輪の野戦運搬車に載せられた高角砲架を用いており、イタリア戦線で使用された。本項の参考文献の1つ、『British Artillery Weapons & Ammunition 1914-1918』の著者であるホッグとサーストンはこの砲架を用いることで理論的には本砲を高射砲・野砲・榴弾砲として運用することが可能であるが、公式的に採用されることはなく試作品のようなものであった可能性があると主張している〔Hogg & Thurston 1972, P.66-67〕。一方で『History of the Royal Regiment of Artillery. Anti-Aircraft Artillery, 1914-55』の著者であるラウトレッジによると、これらの砲架はイタリアに展開した第4高射集団(4th AA Group)に高射砲が届けられた際に一部の砲は砲架が無い状態であり、現地部隊が即席で作ったものであるとしている〔Routledge 1994, P.33〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「QF 13ポンド 9cwt高射砲」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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